横浜市港北区で主に自然周期・低刺激法による体外受精を行う不妊治療専門クリニック|不妊外来

不妊治療・体外受精・顕微授精・胚凍結

なかむらアートクリニック

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体外受精の成績(2017.11更新)

体外受精の成績

45歳・体外受精

2015年1月〜7月(担当患者さま対象)(2015.10)

2015年1月〜7月の期間で、採卵時45歳の方の妊娠例を数名経験しました。私自身が担当する体外受精の患者さまの中で、新鮮胚移植により4名の方が妊娠され、残念ながら2名は流産となりましたが、2名が卒業されました。体外受精での妊娠例は、注射を併用した低刺激法で採卵したケースが3例、自然周期採卵が1例です。胚盤胞でもなく、凍結胚でもなく、いずれも新鮮分割期胚移植で妊娠されています。高齢だから必ずしも自然周期採卵というわけでもなく、状況に応じて対応します

45歳以上の方の体外受精・流産について(2015.10)

43歳以上の方の体外受精による妊娠・出産例は激減します。45歳以上ではとても少ないのが現状です。48歳で妊娠・卒業されたケースを実際に1例経験しましたが、極めて稀なケースだと思います。47歳で妊娠された方もいますが、残念ながら流産となりました。45歳以上で流産率が6割を超えますぎりぎり対応できるところで貴重な妊娠・出産につながる方もいますが、流産の割合は加齢により増加します

自然周期・低刺激法による体外受精の成績(当院)

FSH値が高くても-17 未成熟卵→空胞→その次

FSH20台後半の方。胞状卵胞が、わずか1個か2個月経不順の状態で転院されて来られました卵巣サイズは小さく、残りの卵子数が極めて少なく卵巣機能が低下した状況でした。胞状卵胞が1個だった初回の自然周期採卵では、回収できた卵子は未成熟卵のため中止。次の採卵は、残念ながら空胞(卵子なし)でした。心が折れそうになるところを何とか踏ん張り・・・、周期を整えて次の採卵へ。遺残卵胞はなく、大きさの揃った2個の胞状卵胞が、同じペースで発育し、両方から成熟卵が回収できました。2個とも順調に受精・分割し、その中の一つを新鮮初期移植し、幸い妊娠され、無事卒業されました大きな安堵のため息が出ます。(2017-11月)

 

高刺激法から低刺激法に変えてみたら 高刺激→低刺激 男性不妊

40歳の方。高度の男性不妊のため顕微受精の適応。他院にて高刺激法(ショート法、アンタゴニスト法)での採卵を5回(成熟卵30個を行い、胚盤胞移植は全て陰性でした。結果が出ないため転院されてきました。初回の採卵周期、低刺激法の採卵で成熟卵1個がとれましたが、分割不良のため残念ながら培養中止となりました。翌周期は、卵胞の発育経過が不良で見送りました。遺残卵胞を消して、2回目の採卵へ。胞状卵胞は4個。低刺激法の内容を前回から変更しました。成熟卵3個、未成熟卵1個が採れ、その中から6日目胚盤胞で1個凍結できました。その後、初回の盤胞移植で妊娠され無事卒業されました。高度な男性不妊もあり、妊活終了目前での妊娠だったようです。凍結胚は残っておりませんのでラストチャンスで掴んだ貴重な妊娠です。採れた成熟卵の個数は30分の4ですが、結果につながり、良かったです。(2017-10月)

 

FSH値が高くても-16 自然周期 ドミノ 遺残卵胞→遺残卵胞

FSH30台AMH1未満の方。月経周期が短く、遺残卵胞が続く状態で来院されました。胞状卵胞は2個と少ない状態でした初回周期、遺残卵胞あり、排卵が早い。翌周期も遺残卵胞がありました。遺残卵胞を消して初回の採卵周期へ。月経3日目、遺残なし状卵胞は2個。ふつうに育ち、自然周期採卵成熟卵2個がとれました。ふりかけ法で受精し、2個とも胚盤胞で凍結できました。翌周期、遺残なし胞状卵胞は2個。2回目の採卵へ。成熟卵1個がとれました。ドミノ移植の予定でしたが、幸いなことに新鮮胚盤胞移植できました。そして、初回の胚移植で妊娠されましたつわりが続き体調不良でしたが、二つの凍結胚盤胞を残して無事卒業されました。準備が奏功した妊娠例です。遺残卵胞とうまく付き合うには?非常に難問です。(2017-9月)

 

FSH値が高くても-15 自然周期 子宮内膜症側の卵胞発育なし

FSH20台前半の方。転院時、胞状卵胞は2個と少ない状態でした左の卵巣にはチョコレート嚢腫があり、胞状卵胞は見えませんでした。初回の自然周期採卵で右卵巣側から成熟卵1個がとれましたが、分割不良のため培養中止となりました翌周期胞状卵胞は1個のみ。2回目の自然周期採卵へ。右卵巣側から成熟卵1個がとれ、今回は無事に新鮮初期胚移植(2日目)を行うことができ、幸い、初回の胚移植で妊娠されました通院中に左卵巣側からの卵胞発育はなく、右卵巣側の卵子も少なく、かなり卵巣機能が低下した状態でした。ギリギリセーフです。(2017-8月)

 

FSH値が高くても-14 途中から低刺激

初診44歳の方。FSHは20台状卵胞は2個から3個、卵巣機能は低下した状態でしたFSHが高いため、くすりを使わずに自然に経過をみました途中から刺激を少し加え採卵すると成熟卵2個が採れました。その中のひとつが5日目胚盤胞凍結できました翌周期にも胚盤胞が1個凍結できました幸いなことに、初回の胚盤胞移植で妊娠されました。卒業時45歳でした。何事もほどほどがよいのかもしれません。(2017-7月)

 

FSH値が高くても-13 遺残卵胞+男性因子 → 高熱環境を改善したら

44歳の方。月経周期がかなり短く、遺残卵胞を繰り返す好ましくない状況。遺残卵胞を消しつつ、人工授精を行うも陰性が続くこと数回。精液所見がいつもより良好となった周期の人工授精妊娠されました精子高熱環境に弱いのですが、サウナを止めたのがよかったかもしれません。とても貴重な妊娠です。(2017-7月)

 

FSH値が高くても-12 高刺激→自然周期

 初診45歳の方。他院にて高刺激(注射14日間)での採卵をするも空胞のため、3月に転院されて来られました。初回の月経周期、FSHは50台前半と高く胞状卵胞は見えず、卵巣機能は低下した状態でした。一週間後の診察で卵胞を認め、自然周期採卵へ。成熟卵1個と未成熟卵1個が採れました。受精・分割が進み、ひとつは新鮮初期胚移植できましたが残念ながら陰性でした。翌周期、FSHは40台後半高いものの、胞状卵胞は1個見えました。その卵胞が発育し、2回目の自然周期採卵採れた成熟卵は1個ですが、受精・分割が進み、5日目胚盤胞凍結できました翌周期、自然排卵周期胚移植で妊娠されました。卵巣機能が低下した状態の卵巣に対しては、高刺激ではなく自然周期がよかったようです。(2017-6月)

 

FSH値が高くても-11 高刺激→低刺激

FSH20台前半AMH1未満の方。他院にて数年間、刺激法アンタゴニスト法ショート法)で採卵10回初期胚移植を3回行うも全て陰性、胚盤胞へ未到達という状況で、結果が出ないため転院されて来られました。初回周期、胞状卵胞はわずか1個、卵巣機能は低下した状態でした自然周期採卵成熟卵が1個採れたものの未受精でした。翌周期は胞状卵胞が2つ見えました。低刺激法で採卵を行い、2個の成熟卵を回収し、今回は2つとも受精・分割し、ひとつを新鮮初期胚移植できました幸いなことに、もうひとつの胚は5日目胚盤胞凍結保存できまし。さらに、幸いなことに、初回の初期胚で妊娠されました。(2017-6月)

 

FSH値が高くても-10 低刺激→自然周期or低刺激-α-β-γ

 初診46歳の方。他院にて採卵12回低刺激クリニックで採卵8回→高刺激クリニックで採卵4回)するも、胚移植は1回、直近の4回中3回は空胞という状態で来院されました。胞状卵胞はわずか1個、FSH20台後半卵巣機能は低下した状態でした。アンタゴニストの影響による遺残卵胞を消して、採卵へ。初回・2回目の自然周期採卵でともに成熟卵は採れましたが、受精・分割の段階で中止。引き続きFSHは20台後半のまま3回目の自然周期採卵採れた成熟卵は1個ですが5日目の胚盤胞で凍結できましたはたして卵巣の状態が回復したのか、その次の採卵、そしてさらに次の採卵(低刺激)で続けて胚盤胞となりました自然排卵周期胚移植を行い妊娠されました不要なものをひとつずつ引いて、卵巣が少し回復したのかもしれません。(2017-6月)

 

FSH値が高くても-9 子宮内膜症 自然周期 くり返す変性卵

チョコレート嚢腫の手術既往(2回)の方。手術の影響で卵子は少なく、胞状卵胞はわずか1個の状態卵巣機能は低下し、月経不順でした。初回採卵は残念ながら変性卵、次も変性卵、その次も変性卵でしたとても厳しい状況ですが、遺残卵胞を消して、4回目の採卵へ。ゆっくり育った卵胞が1個。自然周期で19日目の採卵でした。子宮内膜症による癒着で卵巣の位置が上方にあるため、経腟採卵が困難であり、前回に引き続き経腹採卵(お腹から針を刺して採卵)を行い、何とか成熟卵1個を回収できました。ふりかけ法で無事に受精・分割し、胚盤胞で凍結できました翌周期、自然排卵周期胚移植を行い妊娠されましたとても貴重な妊娠です。(2017-6月)

 

2016年10月〜2017年4月 年齢と刺激法 クロミッド周期

 最近7ヶ月間のまとめです。採卵当日の年齢が37歳以下の方は全体の20%でした。40歳以上の方は全体の65%でした。平均年齢は40.4歳です。4月は41.3歳でした。

クロミッド周期ついて当院ではクロミッドの使用は卵巣機能が良好な方に限定しています卵巣機能が低下したから、そろそろクロミッドを使いましょうということではありません40歳以上でクロミッドを使用した方の割合は、わずか15%でした。「クロミッドを使用しなかった方」=「卵巣機能が低下している方」とは必ずしも言えませんが、もしそのように考えると、卵巣機能が低下している方の割合は40歳以上で約85%と言えるかもしれません。(2017-5月)

PCOSでも ホルモン補充周期→排卵周期、低刺激→低刺激+α

PCOS+男性不妊方。数カ所で低刺激による採卵12回(成熟卵40個以上、胚盤胞12個)、ホルモン補充周期胚盤胞移植を繰り返すも結果が出ないため転院されてきました。ホルモン補充周期とピル服用を繰り返し、数ヶ月間、無排卵の状態でした。月経周期を調整後、低刺激法で採卵し胚盤胞を1個凍結。排卵周期で胚移植を行い、初回の胚盤胞移植で妊娠されました何かを引いて、何かを加え、何かを少し変えてみましたPCOSの取り扱いはとても難しいです。(2017-4月)

FSH値が高くても-8

両側卵巣嚢腫の手術既往の方、低AMH(0.5)を指摘されていました。転院時、FSH20台後半、胞状卵胞は4個と少ない状態でした。初回採卵では成熟卵2個がとれましたが未受精のため中止となりました。翌周期は遺残卵胞のため見送りました。今周期の胞状卵胞は1個、自然周期で採卵を行いました。回収できた成熟卵1個が無事に受精・分割し、新鮮期胚移植(3日目)を行い、幸い、初回の胚移植で妊娠されました卵巣は綱渡り状態と思われます。(2017-3月)

高刺激法から低刺激法に変えてみたら

40歳の方。他院にて高刺激法での採卵を行い、胚移植回数は12回すが、全て陰性でした。結果が出ないため、5月に転院されてきました。FSH値は10台後半でした。7月に低刺激法で採卵を行い、成熟卵5個のうち胚盤胞で凍結できたのは1個のみでしたが、11月の自然排卵周期胚移植で初めて妊娠されました。貴重な1個です。(2016-12月)

PCOSでも ホルモン補充周期→排卵周期、高刺激→低刺激

PCOS方。他院で高刺激による採卵2回(成熟卵50個以上)、ホルモン補充周期胚盤胞移植7回を行いましたが、結果が出ないため、5月に転院されてきました。初診は月経34日目ですが、クロミッド服用後の30ミリ大の卵胞が複数発育した未排卵の状態でした。翌周期も遺残卵胞がみられました。月経周期を調整後、8月に低刺激法で採卵し、胚盤胞を4個凍結できました。10月、排卵周期で胚移植を行い、幸い、初回の胚盤胞移植にて妊娠されました色々変えてみました。PCOSの取り扱いはとても難しいと思います。(2016-12月)

FSH値が高くても-7 笑う門には

43歳の方が卒業されました通院10ヶ月目です。仕事帰りの夕方に来院されますが、疲れを見せず、いつも笑顔でした。FSH値は10台後半でした。(2016-12月)

PCOSでも 高刺激と低刺激

無排卵、PCOSの42歳の方。過去3年間で他院で採卵7回(成熟卵64個)を行いましたが、結果が出ないため、4月に転院されてきました。無排卵のため、月経周期を調整後、翌周期に発育した卵胞2個を採卵し、成熟卵2個がとれ、そのうちの1個が胚盤胞凍結できました。翌周期は休み、その次の周期での2回目の採卵を行いました。発育した卵胞2個から回収できた成熟卵は1個のみですが、ドミノ移植の予定とし、幸い、新鮮胚盤胞移植にて妊娠されました卵胞刺激で使用したFSH製剤は、いずれも3本です。PCOSの取り扱いはとても難しいです。(2016-9月)

FSH値が高くても-6

FSH20台の方。前医でクロミッド採卵で成熟卵1個採れましたが、未受精のため治療終了となり、その後、一年間以上不妊治療をお休みしていました。今回、治療再開を決意して、4月に転院されてきました。初診時のFSH20台、胞状卵胞は2個と少なく、卵巣機能が低下した状態でした遺残卵胞を消し、翌周期の採卵で何とか成熟卵2個がとれ、無事に受精し分割し初期胚2個凍結。翌周期、自然排卵周期胚移植を行い、妊娠されました(2016-7月)

アンタゴニスト法から低刺激法に変えてみたら

40歳の方、前医でアンタゴニスト法での採卵を2回(成熟卵10個)行いましたが、胚盤胞に至らず、4月に転院されてきました。遺残卵胞を消し、その翌周期に低刺激法で採卵にトライ。5個とれた成熟卵のうち3個が胚盤胞で凍結できました。翌周期の自然排卵周期胚移植で妊娠されました。巡り合わせが良かったのだと思います。(2016-7月)

FSH値が高くても-5

 6月生まれは双子座の方が多いと思います。42歳の方がお二人、同じ双子座ですが、誕生月に卒業されました。初診されたのも昨年末の同じ時期でした。お二人ともタイミング療法での妊娠です何かのご縁でしょう。一人の方は初診時のFSH値は29、もうお一人の方は10台でした。(2016-6月)

FSH値が高くても-4

 前医でクロミッドを使用し卵胞が育たず、FSH70台まで上昇し、その直後に転院されてきた方。次周期で遺残卵胞で消し、その翌周期に採卵にトライ。2個とれた成熟卵のうち1個が5日目胚盤胞凍結保存できました。「次の胚盤胞移植を最後の治療にします」と話されています次がラストトライです。(2016-4月)

43歳の自然周期採卵

43歳の方、転院前の複数の病院で何度採卵したか分からないと。最初の2周期は胚盤胞を目指すも胚凍結できませんでした。3周期目は自然周期採卵で1個採取し、転院後初の胚盤胞凍結ができました。幸いにも、その凍結胚盤胞の自然排卵周期の胚移植で妊娠しました。(2016-4月)

FSH値が高くても-3

FSH40台の周期ですが、そのまま自然周期採卵にトライ。1個とれた成熟卵が、無事に5日目胚盤胞凍結保存できました転院後、2カ月連続で凍結できました。これからです。(2016-3月)

FSH値が高くても-2

FSH30台の方。前周期の初回の採卵で空胞だった43歳の方、今週期はFSH値が30台に上昇するも、採卵で成熟卵2個がとれ、2個とも受精・分割が進み、ひとつを新鮮初期胚移植、もうひとつは幸いにも5日目胚盤胞凍結保存という結果でした。(2016-3月)

2015年11月〜(2016.2) 前医で着床しなかった妊娠例

 開院から3カ月が経過した時点で、当院での妊娠例(胎のうを確認)の最高齢は44歳の方です。前医にて胚盤胞移植を何度もされておりましたが、これまで一度も着床反応がなかった症例です。今回、初期胚移植にて妊娠されました。どの時期の胚を移植するかは、適宜相談しまて決めます。

FSH値が高くても-1

FSH20台の方。前医で体外受精を目的に約半年間通院し、空胞が続き卵子がとれず、約半年間で卵子1個のみという経過で転院されて来られました。転院時のFSH値は20を超えていましたが、幸い、何かを少し変えてみたところ、初回周期の採卵で成熟卵2個がとれ、受精卵になりました。前医では顕微授精のみでしたが、今回は体外受精と顕微受精を各々行ない、どちらも受精し、ひとつは初期胚、もうひとつは胚盤胞凍結保存できました。何を変えるかを毎周期考えます。(2016-2月)

2015年11月〜(2016.2) 自然周期と低刺激法の内訳など

 当院で採卵した患者様の採卵当日の平均年齢は40.3歳です。37歳以下の方が全体の25%、38歳以上の方が全体の75%です。現時点では、37歳以下では自然周期採卵は無く、クロミッド、またはレトロゾールを使用しています。43歳以上に限ると半数の方は自然周期採卵、残りはクロミッドレトロゾールの使用が半々という割合です