横浜市港北区で主に自然周期・低刺激法による体外受精を行う不妊治療専門クリニック|不妊外来

不妊治療・体外受精・顕微授精・胚凍結

なかむらアートクリニック

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不妊原因〜男性

不妊の男性側の原因としては、特発性造精機能障害、精路通過障害(閉塞性無精子症、性機能障害(ED)、年齢因子などがあります。

男性ができることは何か?

精子の受精能を低くする生活習慣とは?

Q. 妊孕力を上げるために、男性ができることは何があるのでしょうか?

A. 不妊原因の半分男性側に原因がありますまず精液検査を受けましょう。ただし、精液検査は必ずしも、精子の受精能を反映しておりませんWHOの正常下限値を下回る場合、精子の受精能が低下している可能性が高くなります

 男性も女性も若返ることはできませんが、可能な範囲で、睡眠食事栄養運動休息などの生活習慣について見直しましょう。喫煙高熱環境発熱サウナなど)により精子の質は低下します。男性側に原因があるセックスレスなどの性生活の再確認もしましょう。女性の妊孕力についての正しい情報を夫婦で共有しましょう。今後の治療方針を立てる際にとても重要になります。男性側の協力なしに不妊治療は成り立ちません喫煙はご夫婦ともNGです漢方薬やサプリメントを摂取するよりも、禁煙を優先して下さい

男性不妊症と生活習慣

  1. 喫煙 ▶︎ 禁煙
  2. 肥満 ▶︎ ダイエット
  3. 精巣体温上昇 ▶︎ サウナを極力避ける

精液検査はあくまでも男性の妊孕力の指標のひとつですが、全てではありません。もし造精機能に悪影響を及ぼすと考えられる生活習慣該当するものがあれば、是正しましょう

精液検査

必ずしも、精子の受精能を反映しない

精子

1)禁欲期間2日以上7日以内とします。また禁欲期間が長くなると精子濃度が高くなる現象が報告されています。
2)検査の回数:1カ月以内に少なくとも2回行う。2回の結果に大きな相違がある場合にはさらに検査を行います。2回の場合にはその平均値、3回以上の場合は中央値を採用します。
3)精子運動率:100倍で検鏡して粘液系、精子凝集の有無、精子分散状態を確認します。
精子運動性は顕微鏡下400倍で観察します。

【精液検査所見に影響を及ぼす因子】

 禁欲期間・体調・検査環境(自宅 or 病院、休日 or 出勤前)・気温・湿度

WHOマニュアル2010による正常下限値
検査項目正常下限値 
精液量1.5 mL1.4〜1.7
総精子数3900万33〜36
精子濃度1500万/ml12〜16

総運動率:

前進+非前進

40%38〜42

前進運動率

32%

31〜34

生存精子率58%55〜63
正常形態率  4%3.0〜4.0

12カ月以内にパートナーが妊娠した集団の下限値

 *WHOマニュアル2010によって、それまでの精液所見の正常下限値が変更されました

精液検査と人工授精

 WHOの基準値から推定した、自然妊娠が可能な原精液の総運動精子数900万〜1,500万個となります人工授精が有効なのは、1,000万個以上とされています。一般に原精液の総運動精子数が1,000万個以下の場合は体外受精の適応と考えてよいと思います。500万個以上でも、運動率が30%以上であれば人工授精が有効とする報告もあります。実際に人工受精当日の総運動精子数が500万台で妊娠した希少例を経験しております。正常形態精子が少ない場合の人工授精の成績は不良とされています。

受精障害

一般精液検査は必ずしも、精子の受精能を反映しておりませんWHOの正常下限値を下回る場合、精子の受精能が低下している可能性が高くなります

体外受精を受けて判明する不妊原因が受精障害です。人工授精までの治療では判明しません体外受精において受精率は一般に70%程度ですが、著しく受精率が低い症例は受精障害と診断されます。アクロシンなどの先体酵素の異常と考えられ顕微授精の適応となります。

不妊原因・検査について説明しております。

院内風景の写真を用意しております。

追加記事を掲載しております。

体外受精・顕微授精について説明しております。

体外受精の妊娠率・流産率・生産率について説明しております。