横浜市港北区で主に自然周期・低刺激法による体外受精を行う不妊治療専門クリニック|不妊外来
不妊治療・体外受精・顕微授精・胚凍結
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月経3-5日目の超音波検査で卵巣の状態を探ります。この時期の卵胞をどう評価するかで、その周期の治療内容が変わります。卵巣機能が低下した方の場合は、この時期の超音波検査が特に大事です。
卵巣の状態を判断するポイントは二つです。
月経3-5日目の超音波検査では、胞状卵胞数を検査します。
加齢により卵子数は減少します。卵子数が減少するとFSHが上昇し、卵胞の閉鎖が促され、これがさらに卵子数の減少を加速させます。
年齢 | 中央値 |
---|---|
30歳 | 4.0 |
32歳 | 3.5 |
34歳 | 3.1 |
36歳 | 2.5 |
38歳 | 1.9 |
40歳 | 1.5 |
42歳 | 1.0 |
45歳 | 0.4 |
女性15,545例のAMH測定値の分布より求められた中央値。
月経3-5日目の超音波検査では、遺残卵胞の有無を検査します。
前の周期の古い卵胞が次の周期に残る状態です。
30代後半になると遺残卵胞ができやすくなります。30代前半の方でも卵巣機能が低下した方は、遺残卵胞ができやすくなります。卵胞数の減少によるFSHの上昇が影響するからです。
空胞とは、採卵しても卵胞の中に卵子がなかったり、変性卵の状態を指します。遺残卵胞は空胞の原因になります。
月経時期の超音波所見とホルモン値をみて、遺残卵胞の有無を判断します。
「月経時期の超音波検査の所見とホルモン値をみて、その周期の卵巣の状態と治療の方針を説明します。卵胞を育てる薬を使う、使わない、薬の種類をどうするか、高温期に薬を使う、使わない、それらは月経時期に得た情報をもとに、周期毎に判断します」