横浜市港北区で主に自然周期・低刺激法による体外受精を行う不妊治療専門クリニック|不妊外来
不妊治療・体外受精・顕微授精・胚凍結
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-14 WISE NEXT 新横浜 9F
●受付時間
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一例をご説明いたします。
良好な卵子を得るために、卵子が卵巣の中で成熟していく卵胞期の管理から始めます。特に最後の2ヶ月間が重要です。本来体内に存在しないhCGホルモン製剤を使用せず、自然に近い状態で排卵を促す方法を取り入れております。
主に自然周期・低刺激法を中心とする体外受精を行います。特に、卵巣機能が低下したケースでは周期毎に卵巣の状況が変化しますので、ケース毎に柔軟に対応します。
手術室
極細針を使用しますので痛みや出血は軽度です。全身麻酔処置は必要ありません。身体に大きな負担をかけず通常数分間で採卵が完了します。短時間(20分)の安静で帰宅します。
採精・精子調整
来院後に採精室にて採精、またはご自宅にて採精していただきます。精液検査を実施後、精液調整を行います。この処理は精子を洗浄、濃縮することで、運動性良好な精子を選別し、受精を妨げる不要物を除去することを目的としています。当院では取り違え防止のために、一検体ずつ行います。採卵で採れた成熟卵に対して媒精または顕微授精を採卵当日に培養室で行います。
媒精
体外にて人工的に卵子と精子を出会わせ、受精へと導きます。卵子を培養する容器内にて、調整された精子をふりかける方法で行います。
顕微授精
顕微鏡で400倍まで拡大し、真っ直ぐ速く動き、かつ奇形が見られない精子を選別します。顕微鏡下で卵子の細胞質内に精子一個を注入し、受精へと導きます。
採卵日の翌日に受精確認を行います。受精確認は体外受精後の18時間前後に雌雄前核の有無によって判定します。ご本人へ状況を連絡いたします。
新鮮分割期胚移植予定の場合、採卵後2日目または3日目の朝の分割状況で胚移植の実施の有無が決まります。
白い点が移植部位です
体外で育てた胚を子宮に戻します。カテーテルという細い管を用いて経腟超音波で確認しながら子宮の底部に移植します。当院では尿を貯める必要はありません。
余剰胚がある場合や子宮内膜に問題がある場合は胚を凍結保存し、子宮内膜が良好な周期に移植します。
当院ではガラス化急速凍結法による凍結を行っております。凍結保存する胚は通常液体窒素(-196度)の中で保存されます。必要な時に融解して子宮内に移植します。液体窒素を用いた凍結保存法は世界中で現在最も多用されている方法です。
迅速ホルモン検査
分割期胚移植の場合は移植日から10日後、胚盤胞移植の場合は移植日から7日後に血液検査により妊娠判定を行います。
超音波検査
妊娠判定日の10〜14日後に超音波検査で妊娠を確認します。
「月経時期の超音波検査の所見とホルモン値をみて、その周期の卵巣の状態と治療の方針を説明します。卵胞を育てる薬を使う、使わない、薬の種類をどうするか、高温期に薬を使う、使わない、それらは月経時期に得た情報をもとに、周期毎に判断します」